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16.1.14

枻出版、自転車、ライカ

最近、本屋で自転車の雑誌を手に取ることが多くなった。その中で、枻出版の名前がたびたび目に留まる。とても懐かしい。同社は、僕の中ではライカ本で一斉を風靡した社である。
ふと考えみるに、趣味としての欧州小径車と欧州小型カメラは似ている気がする。これらは当然ながら実用品に他ならず、使うことに意義があるのだが、モノとしての魅力により、愛玩、収集の対象にもなりうる。また、多種多様なアクセサリーが正規品だけでなく、専業メーカ、サードパーティーから販売されており、自分だけの仕様に仕立て上げることができる。違うのは、カメラの場合は、純血主義とでも言うべき、パーツ専業メーカを格下に見がちな風潮がある一方で、自転車の場合は、もともと部品製造と組立と調整が分業されている傾向が強く、崇拝されている専業メーカすらある点である。
かく言う私も、カメラでは、ファインダー、フィルター、フード、雲台、三脚など、原則的には純血主義だが、自転車では、純正よりも良さげな製品があれば迷わず手に入れるだろう。今も昔も変わらないのは、収集癖がないところ。問題は、この用途ではこれ、あの用途ではこれ、こっちの用途ではこれ、などとなってしまわないようにすることである。。

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